ニュースリリース
【2025年度】授与式を執り行いました。

起業体験ゲーム
2025年10月9日に静岡イノベーション奨学事業団(SIS)の第3期奨学生の授与式が行われました。2025年度は30名の奨学生に加え3名の特待生が選ばれ、奨学生認定書が授与されました。また、授与式の前に行われたオリエンテーションのプログラムの中で、初顔合わせとなる奨学生同士の交流、親交を深めるため、起業体験ゲームが実施されました。
飲食店オーナーとしてバランスよく投資することで、事業を拡大していく「事業投資ゲーム」です。様々なイベントが発生して事業経営の擬似体験を通して社会情勢と事業との繋がりを知ることができる内容です。

今回は、奨学生同士の親交を目的として、二人一組で、いつ・何に・いくら投資するかなどをチームで考え、飲食店事業をレベルアップさせて投資資金を増やすチーム対戦の形式で実施しました。
参加した奨学生の感想
実際の事業運営では、人・モノ・店舗に加え、さまざまな要因を複合的に考慮しながら、利益を生み出す必要があり、その難しさと奥深さを実感しました。
何に投資するのか話し合う過程や用意されていた様々なイベントが興味深く、奥が深いゲームだと感じました。
ゲームを通して、運や偶然の要素もビジネスの一部であることを実感するとともに、状況を見極めながら最適なタイミングを伺うことの大切さを学びました
特待生による活動報告
今年度より新設された特待生制度で3名の特待生が選ばれました。特待生は前年度の奨学生から優秀な活動が認められ、翌年度の奨学金を増額して支援を継続する制度です。3名の特待生からこれまでの活動報告が行われました。

3名の特待生の活動は、大変広範囲で精力的な活動でした。「高校生の探究活動支援」「静岡の地元企業魅力発信事業」「動画マニュアルによる地元製造業のDX支援事業」「中学生を対象とするプログラミング教室運営」「遺跡などの高精度3Dスキャンデータ化」「ヒートショックによる死亡事故ゼロを目指すデバイス開発」「高齢者見守りサービス事業」など。

これらの活動は、学校でのサークル活動や海外留学、ビジネスコンテスト出場、資金調達のためのクラウドファンディングなどと並行して、試行錯誤で悩みながらも、いずれも手を抜くことなく継続されたものです。まさにSIS財団が目指す「静岡県の地域振興と発展に貢献する人材」として、奨学生のお手本となる活動が報告されました。SIS財団では、今後もこのような起業家精神を持つSIS奨学生の挑戦を奨学金事業を通じて、支援して参ります。