静岡イノベーション奨学事業団
私たちは、
静岡県の地域振興と発展に貢献する
人材育成を行なっています。
静岡イノベーション奨学事業団 SISとは
本財団は、静岡県の地域振興と発展に貢献する人材育成のため、静岡県内の大学及び高等専門学校等に通う生徒のうち、学業優秀な者に対する 奨学金支給事業を行います。
設立の目的
私は静岡県浜松市に生まれ、神奈川県内の大学を卒業後、東京で就職そして起業しました。
そこで感じたことは、東京は新しく多様な情報や知識・技術が身近にあり、そうしたもの触れる機会が地方と比べ格段に多いということです。
様々な考え方やバックグラウンドを持った上場企業の社長や起業家・ビジネスマンとの交流で、多くの刺激を受け、私自身や会社を成長させてくれるものとなりました。
こうした東京で得た経験を地元静岡県のために活かしていきたいという思いが強くなり昨年、起業家支援団体「静岡イノベーションベース(SIB)」を立ち上げました。そしてその裾野を学生にまで拡げたく、この静岡イノベーショ
ン奨学事業団(SIS)の設立を決めました。
本財団では、静岡県内の大学及び高等専門学校に通う学生に対する奨学金支給事業を行い、将来社会に貢献し得る有用な人材を育成するとともに静岡県の地域振興と発展に寄与してきたいと考えております。
静岡県の若い学生たちが、アグレッシブに学び経験し、そして静岡県を魅力あふれる県にしていって欲しいと強く願い、奨学金事業に邁進してまいります。ご支援のほどよろしくお願いします。
静岡イノベーション奨学事業団
代表理事 富田直人

起業体験ゲーム
2025年10月9日に静岡イノベーション奨学事業団(SIS)の第3期奨学生の授与式が行われました。2025年度は30名の奨学生に加え3名の特待生が選ばれ、奨学生認定書が授与されました。また、授与式の前に行われたオリエンテーションのプログラムの中で、初顔合わせとなる奨学生同士の交流、親交を深めるため、起業体験ゲームが実施されました。
飲食店オーナーとしてバランスよく投資することで、事業を拡大していく「事業投資ゲーム」です。様々なイベントが発生して事業経営の擬似体験を通して社会情勢と事業との繋がりを知ることができる内容です。

今回は、奨学生同士の親交を目的として、二人一組で、いつ・何に・いくら投資するかなどをチームで考え、飲食店事業をレベルアップさせて投資資金を増やすチーム対戦の形式で実施しました。
参加した奨学生の感想
実際の事業運営では、人・モノ・店舗に加え、さまざまな要因を複合的に考慮しながら、利益を生み出す必要があり、その難しさと奥深さを実感しました。
何に投資するのか話し合う過程や用意されていた様々なイベントが興味深く、奥が深いゲームだと感じました。
ゲームを通して、運や偶然の要素もビジネスの一部であることを実感するとともに、状況を見極めながら最適なタイミングを伺うことの大切さを学びました
特待生による活動報告
今年度より新設された特待生制度で3名の特待生が選ばれました。特待生は前年度の奨学生から優秀な活動が認められ、翌年度の奨学金を増額して支援を継続する制度です。3名の特待生からこれまでの活動報告が行われました。

3名の特待生の活動は、大変広範囲で精力的な活動でした。「高校生の探究活動支援」「静岡の地元企業魅力発信事業」「動画マニュアルによる地元製造業のDX支援事業」「中学生を対象とするプログラミング教室運営」「遺跡などの高精度3Dスキャンデータ化」「ヒートショックによる死亡事故ゼロを目指すデバイス開発」「高齢者見守りサービス事業」など。

これらの活動は、学校でのサークル活動や海外留学、ビジネスコンテスト出場、資金調達のためのクラウドファンディングなどと並行して、試行錯誤で悩みながらも、いずれも手を抜くことなく継続されたものです。まさにSIS財団が目指す「静岡県の地域振興と発展に貢献する人材」として、奨学生のお手本となる活動が報告されました。SIS財団では、今後もこのような起業家精神を持つSIS奨学生の挑戦を奨学金事業を通じて、支援して参ります。